ZAMAのパネルには、光触媒のオプション加工を施すことが可能です。
光触媒とは
光触媒とは、光の力で除菌・消臭・空気清浄の効果を得ることができる作用のことです。
光を当てることにより、「分解力」と「親水性」の作用を発揮します。
光触媒作用を示す材料は様々ありますが、酸化チタンがもっとも優れていると言われています。
光触媒の歴史は古く、日本では1915年頃の論文により「光触媒」という用語が使われたといいます。その後、研究開発が続き、現在は身の回りのあらゆる物に使用されています。
例えば、外壁塗装、ガラス、空気清浄機、冷蔵庫、化粧、歯磨き粉、食品添加物、など生活に欠かせないものになっています。
光触媒の正体二酸化チタン
チタン合金は軽くて丈夫、その主原料のチタンを酸化させたものが「二酸化チタン」。二酸化チタンは、太陽光や室内照明などから出る光の力を受けることによって、その表面で強力な分解力が生まれます。
光が当たることによって様々な有害物や悪臭、汚れなどを分解し、快適な環境を繰り返し作り続けます。
光触媒+銀イオン配合で抗菌力をアップ
今回、オプションで使用を予定しているのは、光触媒+銀イオン配合されたものです。効果は一年続きます。
銀イオンの1番の特徴は、抗菌効果が強いことです。また、比較的広範囲の種類に対して抗菌効果を発揮することも大きな特徴です。そのほかにも極めて安全性が高いことがあげられます。銀は、微量濃度で効果のある金属であるにもかかわらず、人間などの大動物にとっては非常に毒性が弱い金属です。
(銀の1ppb=0.1ppmの濃度とは、銀1gが1辺10mの立方体水槽いっぱい分の水で溶かした際の溶液。)
室内に光触媒を使用する5つのメリット
光触媒塗料は、室外に塗料されることが多いですが、室内でも使用することが可能です。そこでここからは、室内で光触媒を使用する5つのメリットについていくつか紹介します。
●消臭効果
光触媒には、二酸化チタンという成分が含まれています。この二酸化チタンが紫外線や蛍光灯などの光が当たると活性酸素を生成され、接触する臭いの原因の物質を吸着して水と二酸化炭素に分解して除去します。タバコの臭いやカビ臭、靴の臭いなど室内をあらゆる臭いを消臭するメリットがあります。
●有害物質の分解、除去効果
室内のアレルギー疾患の原因として建材や家具から揮発する「ホルムアルデヒド」と言われる有害物質も、光触媒コーティングが分解して、除去する効果があります。また、光触媒コーティングは、薬品や毒性のある物質で除去する方法とは異なり、安全性が非常に高い酸化チタンアパタイトという食品添加物にも使用されている物質が主成分ですそのため、副作用も出ないということもメリットの1つです。
●抗菌効果
光触媒は消臭効果に加えて、ノロウイルスやインフルエンザ、大腸菌、サルモネラ菌、カビ菌などを分解して除去する効果を持っています。特に、カビ菌などは繁殖すると胞子を放散させるため、カビのある部分にカビ取り剤で対処しても浮遊しているカビ菌の胞子が再び繁殖します。しかし、光触媒を壁クロスや天井面にコーティングすれば、これらの胞子にとても効果があるのです。
●防藻・防カビ効果
銀イオンが含まれている光触媒は、抗菌効果があるため、少ない光でも抗菌効果を発揮します。また、今までの抗菌剤では分解できなかった菌が死滅時に出す有害物質も光触媒酸化チタンが分解する効果があります。例えば、O-157、大腸菌、カビなどの菌を防ぎ、防カビ効果によって嫌な臭いも防ぐことが可能です。
●防汚効果
光触媒は、壁クロスに接触するアンモニアやその他の化学物質を分解して除去する効果があるため、タバコなどによる黄ばみを抑制する効果があります。その結果、清掃やリフォームのコストダウンにもつながります。
知れば、知るほど、魅力的な作用の「光触媒」。
ZAMAでは、光触媒の加工のあるパネルのご予約も承っています。